「独自ドメイン」や「マルチドメイン」などドメインのこと

ドメインの仕組み

 

人間が覚えやすいようにしているのがドメインというわけですが、一つのドメインに複数のIPアドレスを対応させることや、一つのIPアドレスに複数のドメインを対応させることも可能です。

 

 

ドメイン名は実際の住所と同様に階層構造になっています。「.」で区切って表記するのですが、一番右がトップレベルドメイン(TLD)で、左に向かって以下、セカンド、サードと区分が細かくなっていくわけです。

 

 

トップレベルドメインは、国ごとに割り当てられた単位ですが、更にccTLD(country code TLD)と、国や地域とは関係なく別の基準で割り当てが行われるgTLD(generic TLD)の2種類に分けられています。

 

 

ドメインの一番のポイントは、ドメイン名の重複をしないということですから、ドメイン名の管理についてはICANNという組織の一元管理としてそれを実践しています。更にICANNから委任を受けた各国の機関がそれぞれの国での割り当て業務を行っています。

 

 

ちなみに日本のccTLDはJPドメイン(.jp)で、JPNICが管理しています。また、ドメインをIPアドレスに変換する仕組みをDNS(Domain Name System)と言います。

 

 

分野別トップレベルドメインであるgTLDには、もともと世界の誰もが登録可能な、「.com」、「.net」、「.org」と、一定の要件が必要とされる、「.edu」、「.gov」、「.mil」、「.int」の計7個がありましたが、2000年11月に更に新しく7個のgTLDが追加されています。それらが「.biz」、「.info」、「.name」、「.pro」、「.museum」、「.aero」、「.coop」で、順次運用が始まっています。この新gTLDにも、個人向けや特定業界向けなど、いろいろな性質があります。